チーズタッカルビとは？日本で生まれた韓国風アレンジ料理の魅力

チーズタッカルビとは、韓国の人気料理「タッカルビ」にチーズをたっぷり絡めて食べる、日本発のアレンジ韓国料理です。アツアツの鉄板でとろけるチーズと、甘辛い鶏肉の相性は抜群。SNS映えする見た目と、辛さとまろやかさの絶妙なバランスが若者を中心にブームを巻き起こしました。今回は、チーズタッカルビの発祥や作り方、人気の理由、そして池袋の韓国料理屋きむん家で味わえる本格派チーズタッカルビの魅力を紹介します。

チーズタッカルビとは？
発祥は日本？意外なチーズタッカルビ誕生秘話
基本の材料と味の特徴
使用されるチーズの種類
チーズタッカルビの魅力は「辛さ×まろやかさ」
本場・春川タッカルビとの違い
食べ方のコツと〆（しめ）の楽しみ方
チーズタッカルビに合う韓国ドリンク
家でも楽しめる！簡単チーズタッカルビの作り方
池袋で本場超えのチーズタッカルビを味わうなら「きむん家」
韓国料理屋きむん家の店内
【韓国料理屋きむん家】
アクセス＆店舗情報

チーズタッカルビとは？

チーズタッカルビとは、韓国料理「タッカルビ」をベースに、とろけるチーズを加えた料理です。甘辛いコチュジャンだれで炒めた鶏肉と野菜を、アツアツの鉄板の中央に置かれたチーズに絡めて食べます。辛さとチーズのまろやかさが見事に調和し、辛いものが苦手な人でも楽しめるのが特徴。見た目にも華やかで、家族や友人同士でシェアしながら食べる楽しさがあります。

発祥は日本？意外なチーズタッカルビ誕生秘話

実はチーズタッカルビは、韓国ではなく日本で生まれた料理だといわれています。2010年代初頭、日本の韓国料理店が「タッカルビを日本人にも食べやすく」と開発したのが始まりです。その後、韓国でも逆輸入的に人気が広がり、弘大（ホンデ）や明洞（ミョンドン）にはチーズタッカルビ専門店が次々と登場。今では韓国でも定番メニューのひとつとなりました。

基本の材料と味の特徴

チーズタッカルビの主な材料は、鶏もも肉、キャベツ、玉ねぎ、トッポッキ（韓国餅）、さつまいも、そしてたっぷりのチーズ。味付けは、コチュジャン・砂糖・醤油・にんにく・ごま油をベースにした特製だれを使用します。炒めることで野菜の甘みとソースが絡み合い、コクと深みのある甘辛い味わいに。そこに濃厚なチーズが加わることで、味の奥行きがさらに増します。

使用されるチーズの種類

チーズタッカルビに使われるチーズは、伸びのよい「モッツァレラチーズ」が定番。加熱するととろけて糸を引き、辛いソースとよく絡みます。また、チェダーチーズやゴーダチーズをブレンドしてコクを出す店も多く、チーズの種類によって味の印象が変わります。きむん家では、韓国の伝統的な味を引き立てるよう、香りが強すぎないチーズを厳選して使用しています。

チーズタッカルビの魅力は「辛さ×まろやかさ」

チーズタッカルビの最大の魅力は、甘辛いソースとチーズのまろやかさが織りなす絶妙なバランス。辛い料理が苦手な人でもチーズが辛味を包み込み、マイルドに仕上がるため幅広い層に人気です。熱々のチーズを伸ばしながら食べる楽しさや、見た目のインパクトも抜群。食卓が自然と盛り上がる“エンタメ系グルメ”としても注目されています。

本場・春川タッカルビとの違い

チーズタッカルビと本場・春川（チュンチョン）タッカルビの違いは、味の方向性にあります。春川ではコチュジャンの辛みを前面に出したシンプルな味付けが主流で、チーズを使うことはほとんどありません。一方、日本のチーズタッカルビは、甘さとマイルドさを重視した“デザート感覚の韓国料理”。つまり、両者は「同じルーツを持つ別の料理」として楽しまれています。

食べ方のコツと〆（しめ）の楽しみ方

チーズタッカルビをより美味しく食べるコツは、チーズがとろけたタイミングで具材を絡めること。鶏肉・野菜・餅をチーズにくぐらせて口に運べば、濃厚な旨味が広がります。韓国では食べ終わった後に鉄板へご飯を入れ、残ったソースとチーズを混ぜて「ポックンパ（焼き飯）」にするのが定番。最後の一口まで楽しめるのがチーズタッカルビの醍醐味です。

チーズタッカルビに合う韓国ドリンク

チーズタッカルビには、韓国焼酎（ソジュ）やマッコリがよく合います。甘辛い味付けとアルコールのすっきりした口当たりが絶妙な相性。特に冷えたマッコリはチーズとソースの濃厚さを中和してくれるため、おすすめです。また、きむん家では韓国で人気のサワーやアイスアメリカーノなど、食後にぴったりのドリンクも楽しめます。