日本と韓国のキムチの違い

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日本と韓国のキムチの違い

白菜キムチ

日本でもすっかり定番となった「キムチ」ですが、実は日本のキムチと韓国のキムチは、味も作り方も大きく異なります。日本では甘みのある浅漬けタイプが主流なのに対し、韓国ではしっかりと発酵させた酸っぱい熟成キムチが人気です。本場の韓国人が日本のキムチを食べて「これはキムチじゃない」と言うほど、両者には明確な違いがあります。本記事では、その違いを詳しく解説するとともに、韓国伝統の味を守る「韓国料理屋きむん家」のこだわりもご紹介します。

そもそもキムチとは?日韓共通の発酵食品の基本知識

キムチとは、白菜や大根などの野菜を唐辛子やニンニク、塩などと一緒に漬け込んで発酵させた伝統的な保存食です。韓国では数百種類以上のキムチが存在し、季節や地域、家庭によって味や具材が異なります。日本でもキムチは人気で、スーパーや焼肉店でよく見かける定番の惣菜となっていますが、実は本場韓国のキムチとは大きな違いがあるのです。

キムチの味の違い!日本のキムチは甘く、韓国のキムチは酸っぱい

白菜キムチ
きむん家の白菜キムチ

日本と韓国のキムチの最も大きな違いは「味」にあります。日本のキムチは、りんごやはちみつ、砂糖などを加えて甘めに仕上げられているものが多く、日本人の舌に合うように工夫されています。

一方、韓国のキムチは発酵が進んだ「酸味」が特徴。熟成が進むほど酸っぱさが増し、これが韓国では深い旨味と感じられるのです。

韓国では「酸っぱい熟成キムチ」が王道の味

韓国ではキムチは「時間が経って熟成されたもの」が特に美味しいとされます。酸味が強くなったキムチは、そのまま食べるだけでなく、炒め物や鍋料理に使うことでより深い味わいを楽しめます。
たとえば「キムチチゲ」や「キムチポックム(炒めキムチ)」などは、酸っぱいキムチで作ることで本場の味に近づきます。日本のキムチでは物足りないと感じる韓国人も多いようです。

日本で主流なのは「甘めの浅漬けキムチ」

日本のキムチ
日本のキムチ

日本のスーパーや焼肉店でよく見かけるキムチは、発酵期間が短い「浅漬けタイプ」が多く、酸味よりも甘みが前面に出ています。発酵臭も少なく、食べやすい味付けになっているのが特徴です。特にキムチを初めて食べる人や、辛いものが苦手な人にとってはこの日本式キムチが親しまれています。ご飯との相性も良く、おかず感覚で日常的に食べられています。

家庭の味が違う!韓国の手作りキムチ文化と日本の市販キムチ

韓国では、キムチは家庭ごとに手作りされる文化が根付いています。親族や近所の人と一緒に大量に仕込む「キムジャン(김장)」という年中行事もあり、それぞれの家庭で味にこだわりがあります。一方、日本ではキムチは市販のものを買うことが主流で、自宅で手作りすることはあまりありません。この違いが味や香り、発酵の深さに影響を与えているのです。

焼肉店で出てくるキムチの味も日韓でこんなに違う

焼肉

焼肉店で提供されるキムチも、日韓で大きく異なります。日本の焼肉店では、辛さが控えめで甘みのある浅漬けタイプが主流ですが、韓国の焼肉店では、しっかり発酵させた酸味のあるキムチが一般的です。日本人観光客が韓国でキムチを食べた際に「すっぱい!」と驚くのは、この味のギャップにあります。本場では焼肉と一緒に酸っぱいキムチを食べるのが定番なのです。

日本のキムチを韓国人が食べたら…「これはキムチではない」!?

韓国

筆者の韓国の親族に日本で販売されている甘いキムチを食べてもらったところ、「これはキムチじゃない」と真顔で言われたことがあります。(決して美味しく無いという意味ではなく、他の食べ物と言っていました)
韓国ではキムチは“生きている発酵食品”という意識が強く、発酵していないもの、あるいは酸味のないものはキムチとは呼べないという感覚があります。日本式のキムチは、むしろ“キムチ風浅漬け”として見られていることもあります。

なぜ日本のキムチは甘くなったのか?日本人の味覚に合わせた進化

日本のキムチが甘くなった理由は、日本人の味覚に合わせてローカライズされた結果です。辛味や発酵臭が強い本場のキムチは、日本ではやや敬遠される傾向があったため、砂糖やフルーツで甘みを加え、まろやかで食べやすい味にアレンジされたのです。

これにより、キムチは日本の食卓にも浸透し、和食とも合わせやすくなりましたが、結果として本場とは違うジャンルに進化しています。

料理との相性も異なる!酸っぱいキムチは煮込みに最適

おしゃれな内装

韓国では酸っぱくなったキムチをそのまま食べるだけでなく、煮込み料理に活用するのが一般的です。例えば「キムチチゲ」などでは、熟成されたキムチの酸味が絶妙な旨味を引き出します。

一方、日本の甘いキムチはそのまま食べるのに向いており、加熱すると味がぼやけてしまうことも。調理法の違いにも、キムチの性質が大きく関わっているのです。

本場のキムチを味わいたいなら韓国料理屋きむん家へ

本場の味を楽しみたいなら、本場の自家製キムチがおすすめです。特に発酵にこだわり、長期間熟成させたキムチは、日本の市販品ではなかなか味わえない深みと香りがあります。
「韓国料理屋きむん家」では、本場の味を再現するために手間暇かけて仕込んだキムチを提供しており、韓国人の方からも「これぞ本物!」と太鼓判をいただいています。

【韓国料理屋きむん家】本場の「酸っぱいキムチ」を手作りで提供中!

白菜キムチ

池袋にある「韓国料理屋きむん家」では、すべてのキムチを店舗で手作りしています。白菜キムチやカクテキ(大根キムチ)も、既製品を使わず、一つひとつ丁寧に仕込んでいます。

味のベースになっているのは、社長と料理長の韓国の実家に代々伝わる伝統的なレシピ。発酵による“酸っぱさ”を大切にし、日本にいながら本場韓国の熟成キムチの味を楽しめる数少ないお店です。市販の甘いキムチでは満足できない方にこそ、一度味わっていただきたい逸品です。

※リピーター様が多数のため、品切れの日もございます

ぜひお店でお待ちしております!!

キムチが美味しい韓国料理屋「きむん家」の内装

韓国料理屋きむん家

『辛そうで不安…』というお子様にも安心の優しい味つけで、韓国料理デビューにぴったりのお店です。素材の味を活かした本格的な味を楽しみながら、家族みんなで楽しい思い出を作れる『きむん家』。ぜひ一度、家族で訪れてみてください。

【韓国料理屋きむん家】

料理と内装にこだわる「韓国料理屋きむん家」のご紹介。
味も、雰囲気も、コスパも、全てを満たすお店がここにあります。是非一度ご来店ください。

アクセス&店舗情報

「韓国料理屋きむん家」は、池袋駅から徒歩圏内のアクセス抜群な場所にあります。隠れ家的な雰囲気で、落ち着いて食事を楽しめるのも魅力のひとつです。

池袋駅西口1b出口から徒歩1分
〒171-0021
東京都豊島区西池袋3丁目25−7 アークランド西池袋ビル

著者

きむ あずま

韓国料理屋「きむん家」代表
株式会社K3 代表取締役
韓国情報の専門家として複数のTV出演。大手旅行雑誌に専門家として執筆の実績あり。
SNSでは韓国情報に関する配信を行い、総フォロワーは10万人を超える。

韓国料理屋「きむん家(きむんち)」の代表の「きむ あずま」と申します。
私たちの目標は「日本一喜ばれる韓国料理屋」を作ることです。日本全国展開に向けて奮闘中です!
韓国本場の韓国料理が食べたい方は、ぜひ一度ご来店ください!笑顔で接客させていただきます!

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