韓国と日本の焼酎の飲み方の違い
焼酎は韓国でも日本でも親しまれているお酒ですが、その存在意義や飲まれ方には大きな違いがあります。韓国では「国民酒」として広く愛されており、居酒屋から家庭まで日常的に登場します。
一方、日本ではビールや日本酒に次ぐポジションで、焼酎はやや大人向けのお酒というイメージ。文化的背景の違いが、飲み方やマナーの違いにも大きく影響しています。
目次
韓国ではストレートが主流!割らないのが常識
韓国の焼酎は基本的に割らずにストレートで飲むのが一般的です。水やソーダ、ジュースなどで割る文化はほとんどなく、焼酎本来の風味や刺激を楽しむことが重視されます。そのため、韓国の焼酎は日本の本格焼酎に比べてアルコール度数が低く(13〜16%程度)、ストレートでも飲みやすく設計されています。味のバリエーションも豊富で、飲みやすさを追求した商品が多いのも特徴です。
日本では水割り・お湯割り・ソーダ割り
日本では焼酎を自分好みに割って飲むスタイルが主流です。水割りやお湯割り、ソーダ割り、緑茶割りなど多彩な楽しみ方があり、飲み方に正解はありません。
そのため、日本の焼酎はアルコール度数25度前後と高めに作られており、割っても風味が残る設計になっています。氷を入れてロックで飲むスタイルも人気で、焼酎そのものを“じっくり味わう”文化が根付いています。
韓国の焼酎はショットグラスで一気飲みスタイル
韓国では、焼酎はショットグラス(소주잔/ソジュジャン)で提供され、一口で一気に飲み干すスタイルが定番です。
特に宴会の場では、テンポよく乾杯しながら何度もグラスを空けることが一般的で、飲み干さずに残しておくのは少し無礼に映ることもあります。日本で見られるような「ちびちび飲む」スタイルとは大きく異なり、勢いのある飲み方が韓国らしいポイントです。
日本の焼酎はゆっくり味わう「大人の嗜み」
日本の焼酎は、料理と一緒にじっくりと味わうスタイルが主流です。
焼酎本来の風味を引き立てるために、温度や割り方を工夫しながら自分好みに仕上げるのが楽しみのひとつ。特に本格焼酎や芋焼酎などは、熟成された香りや深みのある味わいがあり、「焼酎通」の大人が愛するお酒として人気があります。
韓国の一気飲み文化とは対照的に、「味わうこと」が大切にされています。
韓国では「乾杯(건배)」の回数が多い!
韓国の飲み会では、ことあるごとに「건배!(コンベ/乾杯)」の声が飛び交い、何度も乾杯を繰り返すのが定番です。
会話の節目、目上の人が注いでくれたとき、新しい話題に移るときなど、さまざまなタイミングで乾杯が行われます。
乾杯のたびにグラスを空けるため、飲むペースも自然と早くなり、場が一気に盛り上がるのが韓国式。飲みの“リズム感”がとても重要です。
目上の人の前ではマナー厳守!韓国の飲酒作法
韓国では、年上の人や上司と飲むときに守るべきマナーが多く存在します。
例えば、目上の人の前では口元を隠して横を向いて一気に飲み干すなど。
これらのマナーは敬意を示す重要な文化であり、若者たちも自然と身につけていきます。こうした礼儀ある飲み方が、韓国の焼酎文化の根底にあるのです。
日本では自由度が高い!割り方も飲み方も人それぞれ
日本の焼酎文化では、飲み方の自由度が非常に高いことが特徴です。居酒屋でも「お湯割り」「ソーダ割り」「ロック」などがメニューに並び、自宅でも自分好みに楽しめます。
また、グラスの種類や氷の大きさなど細かいこだわりを持つ人も多く、飲むこと自体が趣味のように発展している面も。形式にとらわれず、自分のスタイルで楽しめるのが日本の良さです。
焼酎のアルコール度数にも違いがある?
焼酎のアルコール度数も、日韓で大きく異なります。
韓国の焼酎は13〜16度程度と比較的低めで、ストレートでも飲みやすいのが特徴。一方、日本の本格焼酎は25度前後が多く、濃厚な味わいを持っています。この違いが、「割って飲むか」「一気に飲むか」というスタイルの違いにも直結しており、製造方法や飲用シーンの違いがその背景にあります。
韓国料理と焼酎、日本料理と焼酎の相性比較
焼酎と料理の組み合わせにも、両国のスタイルの違いが表れます。韓国ではサムギョプサルやチヂミ、チゲなど脂っこくてパンチのある料理と焼酎がよく合い、食事と一緒にテンポよく焼酎を飲むのが基本です。
一方、日本では焼酎は和食の繊細な味を引き立てる存在として、ゆっくり飲まれることが多いです。それぞれの食文化が、焼酎の楽しみ方にも反映されています。
韓国のお酒が東京で楽しめるお店
韓国の焼酎を5種類、韓国ビールを本場のサイズの瓶(500ml)でTERRAとCASSをご用意しているお店の名前は、韓国料理屋きむん家池袋店。
生マッコリや、マッコリオレンジ、ボクブンジャビール、レモンボクブンジャサワーなどの韓国の珍しいお酒もご用意しています。
韓国料理屋きむん家の店内
【韓国料理屋きむん家】
料理と内装にこだわる「韓国料理屋きむん家」のご紹介。
味も、雰囲気も、コスパも、全てを満たすお店がここにあります。是非一度ご来店ください。
アクセス&店舗情報
「韓国料理屋きむん家」は、池袋駅から徒歩圏内のアクセス抜群な場所にあります。隠れ家的な雰囲気で、落ち着いて食事を楽しめるのも魅力のひとつです。
池袋駅西口1b出口から徒歩1分
〒171-0021
東京都豊島区西池袋3丁目25−7 アークランド西池袋ビル